TROPICAL GHOST

post-rogo
  • Jun 2009

    OLEOの作品群には、虫や鳥の巣作りにも通ずる生存本能的な営みのようなものを感じる。
    自然の中では、葉・枝・土・泥・石などを材料として巣作りをする動物たちの中には、都会では金属片・針金を利用して巣作りをする動物もいる。
    大自然でも、ゲットーでも関係無しに見いだす普遍的なリサイクル・スパイラルを描いたOLEOの自給自足アート。

    海辺に漂着した色褪せたカラフルなブイや、12Lペットボトル、消火器、ドラム缶などを拾い集め、拾ったスピーカーユニットを埋め込み、拾ったスピーカーアンプと接続することで、至る所に廃棄されていた亡骸たちは新たな輪廻を経てサウンドシステムとして産声を上げる。

    落ちているものを、拾い集めて構築したサウンドシステムから聴こえてくる音とは。「拾う」という行為自体がチャンスオペレーションであり、それを創造の源にして、ゴミ=ゴーストに、魂を吹き込み変成させ続けるアーティスト“OLEO”による初のサウンド・エキシビション。

    会期中は、好きな音源を持って来て頂ければご自由に再生してお楽しみ出来ます。

    富山県出身。小学生の頃から、廃棄物蒐集家であり、週2のペースで部屋の模様替えをライフワークとする。
    世紀末、デコレーション・アーティストとして、パーティー・シーンに彗星の如く現れ、アンチ資源浪費型社会の意志を込め、人類が排出した社会廃棄物、自然素材などを織り交ぜ、現代の祭であるパーティー・シーンへの有機的、近未来的な幻想世界を投影すべく、大阪ドヤ仕込みの猥雑感と、どうやっても密教曼荼羅的になってしまう両極を有する聖俗一体となった実験的インスタレーションを展開し、舞台美術の分野でも高い評価を得る。